新メンバー:歪みの連鎖と、受け入れの春
近々、我々の部署に新しいメンバーがやってくる。
新卒でも中途でもない。社内で「宙ぶらりん」
彼は、とにかく人から反感を買いやすい。というより、「いじめ」
最初の7、8年は、直属の先輩からの凄惨なパワハラ。
言葉の暴力は日常茶飯事、手を出されることもあったという。
その先輩が退社し、ようやく平穏が訪れるかと思いきや、
そして数年前、私がこの目で見た光景もまた、地獄の続きだった。
彼が次に組んだのは、年下の後輩・T君。
経験も歴もTH君が上だ。
T君は他部署で揉め事を起こし続けて流れ着いたトラブルメーカー
最初は小さなミスを突き、次はミスをするように誘導し、
徐々にTH君を孤立させ、
「おめー!なめてんじゃねーぞ!しっかりしろや!」
勝負は決した。そこからTH君の地獄が再開した。
一人がやり出すと、いじめは増長する。
複数人になじられ、
今の時代、許されることではない。上司には報告したが、
この会社は、弱い人間がずっと苦しみ続ける場所なのだ。
そんな「調教」を受け続けてきたTH君は、今や常に挙動不審だ。
そして今、彼は私の部署へやってくる。
上層部の狙いは透けて見える。
だが、そんなに上手くいくものだろうか。
長年刻み込まれた彼の怯えと、現場に染み付いた歪みが、
まあ、考えても仕方のないことか。
問題が起きた時に、その都度考えるしかない。
ものづくりの底辺という場所は、