我が家の長男、家族での愛称「珍ちゃん」。
今年6歳の保育園、年長さん。
そんな彼の保育園最後の運動会の応援に行ってきた。
彼は運動会をよほど楽しみにしていたらしく、2か月前から「あと何回寝たら運動会?」と我々に聞くほど待ち遠しくしていた。
そんな彼…年少時の運動会は先生に誘導されて競技に参加している状態…年中時は自分の名前を呼ばれても返事ができない、他の子を見て動いている状態…去年のお遊戯会では「彼が上手にやってるからいい発表になりそうです。」なんて先生から言われて期待して見に行くと、ステージ上で演目とは全く関係なくランニングマンをしてくれた。唖然とした。とにかく協調性のない奴である。
そんな珍ちゃん…毎日運動会の練習の話を持って帰ってきてくれて、気合が入っている。
運動会一週間前ともなると、毎日「応援にきてね。頑張るから!」と話してくれた。
…応援には行くけれど…
我々親からしたらこの煽りが怖くて仕方ない…
当日姉を小学校に送り出したり、珍の準備、自分の身だしなみを多少整える等バタバタして保育園に向かった。
会場の園庭につくと、すぐに我が子が目に入ってしまう…ソワソワしたり、こっちに気づいて手を振ったりと落ち着きがない…
親からしたら不安が大きくなるばかりだ。
競技の最初から彼は出番だ。
始めの言葉。こういうの彼一番ダメなやつじゃないか…
しかし親の不安を裏切って、彼はしっかり「はじめの言葉。僕たちは一生懸命がんばります!」と宣誓を見事にこなしてきた。
妻と二人、周りは他の親もいるので無言で顔を見合わせてしまった。
今年は何か違う。
次の出番はカラーガード。旗、棒なるものを持たせればなんでも叩く珍ちゃん。保育園から謎に、お手製の刀を持ち帰ってくる暴れん坊…
これはこれで危険を感じる…信用しきれない…
しかし、またも親の不安を裏切ってしっかりこなしている。
緊張からか、他の子よりワンテンポ早くなってしまったりしたがとても上手に旗を振っていた。YOASOBIのツバメも相まって泣きそうになってしまった。妻も泣きそうになったらしい。
その後も徒競走、リレーも一生懸命に取り組んでいた。
クラスの子とも楽しそうに過ごしている。
家ではうるさくて、泣き虫で、すぐにいきれる珍ちゃん…いつまでも幼稚でこれからが心配で仕方なかった。来年から一年生なんて考えられない!と思っていた。
しかしそんなことはなかった。こんなに成長して、色んな事ができるようになっていた。
親なんて全て見えているいるようで、大して見えてないもんだな~と実感させられた。
運動会が終わったら、たくさん褒めてやろうと思った。そして大きく褒めてあげたかった…
でも褒めることはなかった…
運動会を終えて、親の元に返ってきた珍ちゃん…
作っていた自分のスイッチをパチッと切ったのか…ここには書けないような汚い言葉を吐き散らかした。褒めるなんて考えられない…なんでこうなるかな~
なかなか上手くいかないもんである…
今日の写真は、自分がこの土地に生まれ育って一度も見たことのない、立派なクワガタを親が捕まえたので写真を一枚。あまりに立派なのですぐに逃がしてあげました。