蟹工船を読んだ時、自分の今置かれた現状は蟹工船ほど壮絶ではないが近い匂いを感じた。会社は経営陣。監督、雑夫長は管理職。漁夫、雑夫は自分等。
建前は会社発展。皆への利益還元と言うけれど、一年以上土曜休み返上で協力したところで…豪華な新事務所が建ち。「原価高で大して儲かりませんでした。」ですます経営陣。
事務所の中にいる人間は夏涼しく、冬暖かい環境で高給取り。我々みたいなのは夏40度を超える環境でヒーヒー言いながら過ごし、冬は床板が鉄板の現場で底冷えを味わいながらガタガタ震えて過ごし低賃金。
我々現場は怪我のデパート。でも怪我する人間が間抜け。という感じの社風。
そして事務所の、現場を知らない高給取りから「こういう仕事なんだから暑くて当たり前だろうが!」と罵られる始末。
でも時間外が収入の基盤になってるから抜け出すこともできない。
将来なんか考えない。
海老工船と自分でなずけようと思う。