仕事

船への乗船。

今日は憎き、我が社について書きたいと思う。

自分は父親のコネで今の会社に入社した。

新卒で二十歳から働いていた、前の会社が業績不振によるリストラ、給与カット、ボーナスは全従業員一律5万円、事業規模縮小を続けている中、将来に不安を感じて在職中に転職先をさがしていた。現在の仕事と業種は違うが製造業だった。

10年も続けた仕事を変えるってなると…怖くて仕方がなかった。しかし毎日酒を飲んでは家では「こんが会社いつでも辞めてやる!」が口癖だったのをのは覚えている。

そんな時、父の勤める会社はとりあえず安定して仕事があり、一応ボーナスも支給されているとのこと。その上うちの父は勤続40年越えの、従業員の最上位の工場長。これはいい船なんではないかと甘い考えが思い浮かんだ。(これが地獄の入り口である…)

父に頼んで会社見学をお願いしてもらって、させてもらった。

皆が忙しそうに動き回っていて、怠けている人間も見つからない。(今思えばただ上司に立ち止まっていると、怒鳴りつけられるのを怖れて無駄に動いてるだけで仕事をしているわけではなかったんだろう。)「なんて素晴らしい会社だ。自分はここで輝くんだ!」と今思えば馬鹿げたことを思っていたのを覚えている。

「転職決定だ。」

いざ、そうと決まれば猪突猛進の若い頃の自分。(甘かった…)

勤めている会社に、「来月いっぱいで退職します!」と大きく言った。

退職届も強気に提出。

社長、部署長、直属の上司に「もう少し考えた方がいい。」と止められても振り切って退職した。

そして新天地に心躍らせながら過ごしていた。

…今でも覚えている。入社が決まって「俺からも話しとくけど、一応電話でもいいから会社に連絡して挨拶をしておきなさい。」と父から言われ、新天地に電話をした。

しかし事務員が頑なに取り次いでくれない。(今なら分かるが役員の娘で高飛車な人だ。)

「あなたは誰ですか!あなたのことなんて知りませんし、聞いてません!」

「なんなんですか!」とまで言われた。

この時点でやばい会社だと気づくべきだったのかもしれない…

それから入社後はパワハラ祭りに参加することになるが…今日は子供とプールに行って疲れたのでまた次に書きたいと思う。