「1月5日、仕事始め」。カレンダーを無意識に意識し出す2.3日前。そのカウントダウンが前日になった時、悲鳴をあげるほど心が苦しくなる。

カウントダウンが0を迎えた当日。

何も考えられない…でも心はグチャグチャだ。

世の中は「さあ、心機一転頑張ろう」なんていう清々しい空気に満ちている。

しかし、自分だけが取り残されている。「焦燥感」に支配されているのです。

まず、致命的なまでに

やる気がない。

お正月の穏やかな時間に魂を置いてきてしまったかのようで…

自分が何故ここにいるのかわからない…時間がある。

幼稚園児のように「お家に帰りたい!」と泣き叫びたくなるような心に荒波がやってくる。

さらに追い打ちをかけるのが…「やるべき仕事が見当たらない」という残酷な現実。

本来なら「暇でラッキー」と笑い飛ばせばいいのかもしれません。しかし、周囲が新年の挨拶を交わし、目まぐるしく動いてる中で、自分のエリアだけが凪いでいる。この空白が、まるで「お前はもう必要ない」と宣告されているようである。

「何か探さなきゃ」「自分から動かなきゃ」とは思うのだが…

やる気のない自分に見つけられる訳もない。

時計の針は驚くほどゆっくりと進む。その一刻一刻が私の無能さを強調しているようだ。

どうすればいい。このまま一日が終わってしまうのか。この「何もない自分」を抱えたまま、この一年を始めていいのか。

私はただ、行き場のない焦燥感に押し潰されそうになりながら、水銀灯の眩しさに目を細めていた。